Getting Started (更新: 2026/6/7)

Claude Code 権限チェックリスト: settings.jsonの点検22項目

Claude Codeのallow/deny、危険な許可、Hooks、シークレット露出、sandboxまで、settings.jsonで点検すべき項目をチェックリスト化。コピペ監査スクリプト付き。

Claude Code 権限チェックリスト: settings.jsonの点検22項目

先週、後輩のリポジトリのsettings.jsonを覗いて、思わず「うわ」と声が出ました。allowの中にBashがぽつんと一行。これ、全Bashコマンドを確認なしで通す設定です。本人は「npm testを毎回聞かれるのが面倒で、ダイアログで雑にYes押してたら入ってた」と。

そういうものなんですよね。権限の穴は、悪意じゃなくて面倒くささから空く。そして一度空いた穴は、誰も見直さないと半年残る。

だから僕は、設定を「ちゃんと作る」よりも「定期的に点検する」ほうに振りました。この記事は、その点検で僕が実際にチェックしている項目を、上から順に潰せるチェックリストにしたものです。allow/denyの中身、危険な許可、Hooks、シークレットの露出、sandbox。1枚ずつ見ていきます。

この記事の要点

  • Claude Codeの権限は4つの設定ファイルに分散する。点検は「どのファイルに何が書いてあるか」を/permissionsで出すところから始める。
  • 最優先で探すのはallowの中の素のBash/Edit/Write/WebFetch。これらは境界をほぼ消すので、見つけたら即降格。
  • deny.env系・curl/wgetrm -rfが入っているか、askgit pushnpm install・課金/デプロイ系があるかを確認する。
  • ファイルやネットワークを本当に止めたいなら権限ルールだけでは足りない。OSレベルで効くのはsandbox、ランタイムで止めるのはHooks。
  • 下に置いた監査スクリプトをnodeで走らせれば、3つの設定ファイルの危険パターンを一覧化できる。目視の抜けを埋める用です。

なぜ「作る」より「点検する」のか

settings.jsonを一度きれいに書いても、運用すると必ず汚れます。デバッグ中に「今だけ」と足したBash(npx *)、ダイアログで勢いYesしたBash(git push *)、調査用に開けたRead(./logs/**)。こういう一時許可は、.claude/settings.local.jsonに静かに溜まっていきます。

公式ドキュメントもはっきり書いています。権限を強制するのはモデルではなくClaude Code本体で、プロンプトやCLAUDE.mdに「やらないで」と書いても境界にはならない、と。境界になるのは権限ルール、権限モード、Hook、sandboxの4つだけ。つまり点検対象は、この4つが今どうなっているかです。

用語を最初に整理しておきます。専門用語は最初だけ平易に言い換えます。

  • allow = 確認なしで実行してよい操作。
  • ask = 毎回ダイアログで確認する操作。
  • deny = そもそも実行させない操作。
  • harness(ハーネス) = エージェントの足場。本体・設定・Hook・sandbox・ログ方針をまとめた「AIが安全に動く土台」のこと。

評価の順番はdeny -> ask -> allowで、最初に一致したルールが勝ちます。だからdenyがいちばん強い。点検でもdenyから見るのが効率的です。

権限を「いつ」点検するか(朝イチ/デプロイ前/引き継ぎ時)は Claude Code デプロイ前の権限監査チェックリスト に、allow/deny/askのパターン構文や評価順の網羅リファレンスは Claude Code 権限設定リファレンス にまとめてあります。この記事は「何を点検するか」に絞ります。

点検その1: どのファイルを見るか確定する

権限は1か所にありません。優先度の高い順に4つ(+管理者用)です。下の表をそのまま「開くべきファイル」の地図に使ってください。

設定ファイル役割点検でまず疑うこと
管理設定(managed)組織が配布、上書き不可個人では触れない。あれば前提として把握
.claude/settings.local.json自分だけの一時許可(gitに入れない)昨日の調査用ルールの残骸
.claude/settings.jsonチーム共有本番操作や課金リンクがallowに紛れていないか
~/.claude/settings.json自分の全プロジェクト共通どのリポジトリでも効く広すぎるallow

優先度は managed > コマンドライン引数 > local > project共有 > user の順。重要なのは「denyはどの階層からでも最強」という性質です。ユーザー設定でdenyしたものを、プロジェクト設定のallowでは覆せません。逆も同じ。だから安全側に倒したいルールは、いちばん広い~/.claude/settings.jsondenyに置くのが効きます。

まずやることは1つ。Claude Codeで/permissionsを開きます。これは全ルールと、それがどのファイル由来かを一覧表示するUIです。「このルール、誰が入れたんだっけ」が一目でわかります。点検はここがスタート地点です。

点検その2: allowの中の「危険な許可」を狩る

ここがいちばん事故率が高い。allowを上から見て、次のパターンがあったら赤信号です。重い順に並べます。

危険な許可なぜまずいかどう直すか
Bash(素・括弧なし)全Bashが無確認。denyだとツール自体が消える特殊挙動具体コマンドへ分解(Bash(npm run test *)等)
Edit / Write(素)全ファイル編集が無確認範囲を切る(Edit(/src/**)
WebFetch(素)任意ドメインへ取得WebFetch(domain:example.com)に限定
Bash(curl *) / Bash(wget *)任意URLへ通信。データ持ち出し経路denyへ。取得はWebFetch
Bash(rm -rf *)破壊的削除deny
Bash(git push *) / npm install *リモート更新・依存変更askへ降格

素のBashの挙動は知っておくと点検が速くなります。allowに素のBashがあると全コマンドが無確認。一方でdenyに素のBashを書くと、BashツールそのものがClaudeの文脈から消えます(ツールが見えなくなる)。範囲を絞ったBash(rm -rf *)はツールを残したまま該当コマンドだけ止める。この差を踏まえると、「Bashは残したいが特定コマンドだけ止めたい」なら必ず括弧付きで書く、が結論です。

もう1つ、2026年6月時点で点検に効く新しめの仕様。allowに素のBashを入れたうえで、危険なコマンドだけPreToolUseフックで弾く設計が公式に認められています。「ほぼ全部通すが数個だけ止める」運用はこの形が正攻法です。逆に言うと、素のBashを見つけても「Hookとセットなら意図的かもしれない」ので、Hookの有無まで確認してから判断します。

ワイルドカードの落とし穴も同時に見る

Bash(git push *)*はワイルドカードです。点検時に見落としやすいのが、*の前のスペース。Bash(ls *)ls -laに一致しますがlsofには一致しません(スペースが単語境界を作る)。Bash(ls*)はスペースなしなので両方に一致してしまう。意図せず広いほうになっていないか確認します。

末尾の:*はトレイリングワイルドカードとしてBash(ls *)と同じ意味になりますが、これは末尾でだけ有効。Bash(git:* push)のように途中に置くとコロンはただの文字扱いになり、git系に一致しません。チームで読む設定はスペース付き(Bash(git push *))にそろえると誤読が減ります。

点検その3: denyに最低限の堤防があるか

denyは「最初に勝つ」最強ルールなので、ここに堤防が無いと他がどれだけ整っていても抜けます。次が入っているか確認します。コピペでそのままdenyに足せます。

{
  "permissions": {
    "deny": [
      "Read(./.env)",
      "Read(./.env.*)",
      "Read(./secrets/**)",
      "Bash(curl *)",
      "Bash(wget *)",
      "Bash(rm -rf *)"
    ]
  }
}

ただしRead/Editdenyを過信しないこと。これはClaude Code組み込みのファイルツールと、Claudeが認識できるBashの読み取り(cat/head/tail/sedなど)には効きますが、任意のNodeやPythonスクリプトが内部でファイルを開くケースまでは止めません.envを本当に隔離したいなら、後述のsandboxを併用します。

Windowsの人は書き方に注意。パスはマッチ前にPOSIX形式へ正規化されるので、C:\Users\alice/c/Users/aliceになります。ドライブ全体の.envを止めたいならRead(//c/**/.env)、全ドライブならRead(//**/.env)です。普通のRead(.env)はgitignore準拠で「カレント以下のどの深さの.env」に一致するので、リポジトリ内ならこれで十分機能します。

URLをBashパターンで縛るのは諦めるのが点検の鉄則です。Bash(curl https://github.com *)のようなルールは、オプション前置き(curl -X GET ...)、プロトコル違い(https)、リダイレクト(-Lで短縮URL経由)、変数展開(URL=... && curl $URL)、余分なスペースで全部抜けます。だから「curl/wgetはdeny、必要な取得はWebFetch(domain:...)かHook」が公式の推奨です。

点検その4: Hooks・モード・環境変数を見る

allow/ask/denyの3配列だけ見て終わる人が多いですが、点検の差はここから出ます。

権限モード(defaultMode)。 セッション開始時の既定の振る舞いです。bypassPermissionsになっていたら全プロンプトをスキップする設定なので即赤信号(rm -rf /等の破壊操作だけはサーキットブレーカーで止まりますが)。組織で固めるならdisableBypassPermissionsModedisableAutoMode"disable"に。acceptEditsは編集とmkdir/mv等を自動受諾、planは読み取り専用探索、dontAskは未承認ツールを自動拒否。リポジトリの性質に合っているか確認します。

Hooks。 PreToolUseフックは、権限ダイアログの前に走る自前のシェルコマンドです。点検では「Hookが何を許可・拒否しているか」を必ず読む。ここで重要な事実が2つ。

  1. Hookの判定は権限ルールを上書きしない。denyaskはHookが"allow"を返しても評価される。deny-first は崩れません。
  2. ただし終了コード2で止まるHookはallowルールより先に効く。だから「素のBashをallowにして、危険コマンドだけHookで弾く」が成立します。

Hookの具体的な書き方や、禁止コマンド防止・ログ保存・format/test自動実行の型は Claude Code Hooks入門 にまとめています。点検で「Hookで止めるべきでは」と思ったらここを参照してください。

環境変数(env)。 ログとサブプロセスの扱いに直結します。

環境変数点検ポイント
CLAUDE_CODE_SKIP_PROMPT_HISTORY1プロンプト履歴・トランスクリプトを書かない。機密一時セッションには有用だが、チーム監査で判断理由を追いたいなら逆効果
CLAUDE_CODE_SUBPROCESS_ENV_SCRUB1サブプロセスへ渡す環境変数から資格情報を除去。シークレットを子プロセスに漏らさないために有効化したい

点検その5: sandboxで「OSレベルの線」を引いているか

権限ルールはClaude Codeの判断レイヤーの話で、プロンプトインジェクションで判断ごと乗っ取られると抜けます。これを最後に止めるのがsandbox(OSレベルでBashのファイル・ネットワークアクセスを制限する仕組み)です。点検では「機密リポジトリなのにsandboxが無い」を探します。

押さえる挙動は2つ。

  • sandboxのファイル制限はsandbox.filesystemの設定とRead/Editdenyマージして最終境界を作る。ネットワークもWebFetchルールとsandboxのallowedDomains/deniedDomainsをマージする。つまり権限ルールとsandboxは足し算で効く。
  • autoAllowBashIfSandboxedtrue(既定)だと、sandbox内のBashはask: Bash(*)があってもプロンプトなしで走る。sandbox境界がプロンプトの代わりになる、という考え方です。これを知らないと「askにしたのに聞かれない」で混乱します。

承認とsandboxの線引き、plan/acceptEdits/auto/bypassPermissionsの使い分けは Claude Code 承認とsandboxの運用術 に実務目線でまとめてあります。

コピペで使える: 22項目セルフ監査スクリプト

目視だけだと、素のBashの自動許可や昨日入れたBash(npx *)を見落とします。次のスクリプトをscripts/audit-claude-permissions.mjsとして保存し、リポジトリ直下でnode実行してください。ユーザー設定・共有設定・ローカル設定の3つを読み、危険パターンを表にします。コメントは全部日本語です。

#!/usr/bin/env node
// Claude Code 権限セルフ監査: 3つの settings.json を点検し危険パターンを表示する
import fs from "node:fs";
import os from "node:os";
import path from "node:path";

const repo = process.cwd();

// 点検対象(存在するものだけ読む)
const settingsFiles = [
  path.join(os.homedir(), ".claude", "settings.json"),     // ユーザー全体
  path.join(repo, ".claude", "settings.json"),             // チーム共有
  path.join(repo, ".claude", "settings.local.json"),       // 個人の一時許可
].filter((file) => fs.existsSync(file));

// allow に入っていたら危険な許可パターン
const riskyAllow = [
  { re: /^Bash$/i, sev: "high", why: "全Bashコマンドが無確認" },
  { re: /^PowerShell$/i, sev: "high", why: "全PowerShellコマンドが無確認" },
  { re: /^(Edit|Write)$/i, sev: "high", why: "全ファイル編集が無確認" },
  { re: /^WebFetch$/i, sev: "medium", why: "任意ドメインへの取得が無確認" },
  { re: /^Bash\((curl|wget|nc|ncat|ssh|scp|rsync)\b.*\)$/i, sev: "high", why: "通信・転送コマンドが無確認" },
  { re: /^Bash\(.*\b(rm\s+-[^\)]*r|git\s+push|npm\s+install|pnpm\s+add|yarn\s+add|npx|docker\s+exec|terraform\s+apply|kubectl\s+apply)\b.*\)$/i, sev: "high", why: "破壊的・環境変更コマンドが無確認" },
  { re: /^PowerShell\(.*\b(Remove-Item|Invoke-WebRequest|Invoke-RestMethod|Start-Process)\b.*\)$/i, sev: "high", why: "危険なPowerShellが無確認" },
];

// deny に入っていてほしい最低限の堤防
const expectedDeny = [
  "Read(./.env)", "Read(./.env.*)", "Read(./secrets/**)",
  "Bash(curl *)", "Bash(wget *)",
];

const findings = [];
const add = (file, sev, rule, why) =>
  findings.push({ file: path.relative(repo, file) || file, severity: sev, rule, reason: why });

const readJson = (file) => {
  try { return JSON.parse(fs.readFileSync(file, "utf8")); }
  catch (e) { add(file, "high", "JSON", `設定を解析できません: ${e.message}`); return null; }
};

for (const file of settingsFiles) {
  const s = readJson(file);
  if (!s) continue;
  const p = s.permissions ?? {};
  const allow = Array.isArray(p.allow) ? p.allow : [];
  const ask = Array.isArray(p.ask) ? p.ask : [];
  const deny = Array.isArray(p.deny) ? p.deny : [];

  // モードの点検
  if (p.defaultMode === "bypassPermissions") add(file, "high", "defaultMode", "起動時から全許可スキップ");
  if (p.disableBypassPermissionsMode !== "disable") add(file, "medium", "disableBypassPermissionsMode", "bypassモードが無効化されていない");

  // 環境変数の点検
  if (s.env?.CLAUDE_CODE_SKIP_PROMPT_HISTORY === "1") add(file, "low", "SKIP_PROMPT_HISTORY", "履歴・記録が残らない(監査で追えない)");
  if (s.env?.CLAUDE_CODE_SUBPROCESS_ENV_SCRUB !== "1") add(file, "low", "SUBPROCESS_ENV_SCRUB", "子プロセスへの資格情報除去が無効");

  // allow の危険許可
  for (const rule of allow)
    for (const r of riskyAllow)
      if (r.re.test(rule)) add(file, r.sev, rule, r.why);

  // deny の堤防チェック
  for (const need of expectedDeny)
    if (!deny.includes(need)) add(file, "low", need, "このdenyルールの追加を検討");

  // ask が空=判断ゲートが無い
  if (ask.length === 0) add(file, "low", "ask", "askルールが1つも無い");

  // :* を途中に置くと壊れる
  for (const rule of [...allow, ...ask, ...deny])
    if (/:\*[^)]/.test(rule)) add(file, "medium", rule, ":* は末尾でのみワイルドカードとして機能する");
}

if (settingsFiles.length === 0) {
  console.log("ユーザー・リポジトリ範囲に settings.json が見つかりません。");
} else if (findings.length === 0) {
  console.log("危険な権限パターンは見つかりませんでした。");
} else {
  console.table(findings);
}

// high が1つでもあれば終了コード1(CIで落とせる)
if (findings.some((f) => f.severity === "high")) process.exitCode = 1;

PowerShellからはこう実行します。

New-Item -ItemType Directory -Force -Path .\scripts | Out-Null
node .\scripts\audit-claude-permissions.mjs

このスクリプトは完璧な判定器ではありません。目的はレビューの入口を作ること。Bash(curl *)denyにしていても、許可した別のBashやNodeスクリプトから通信される余地は残ります。OSレベルで止めたいものはsandbox、ランタイムで止めたいものはHook、と役割分担で考えてください。

点検結果を1枚に残すテンプレート

点検は長いセキュリティ文書にすると続きません。PR本文や引き継ぎメモに、次のブロックを貼るだけで十分です。allowed_todayがキモで、永久リストではなく「今日の作業に必要な範囲だけ」を書きます。

claude_code_permission_audit:
  date: "2026-06-07"
  repository:
    name: "your-repo"
    branch: "feature/your-task"
    dirty_before_start: "yes/no"
  allowed_today:
    - "プロジェクトファイルの読み取り"
    - "MDX とテストファイルの編集"
    - "npm run lint の実行"
  ask_before:
    - "依存パッケージの追加・更新"
    - "認証・課金・分析・デプロイ設定の変更"
    - "push / リリース作成"
  never_allow:
    - ".env / トークン / Cookie / 秘密鍵の表示"
    - "任意URLへの curl/wget"
    - "git履歴の削除・force push"
  proof_required:
    - "git diff を確認した"
    - "test または build の実行結果を記録した"
    - "rollback 手順を書いた"

よくある質問

Q. CLAUDE.mdに「rm -rfは使わないで」と書けば防げますか? いいえ。公式が明記している通り、プロンプトやCLAUDE.mdは「Claudeが何を試みるか」を形づくるだけで、Claude Codeが何を許すかは変えません。境界にしたいならdenyルール、権限モード、PreToolUseフック、sandboxのどれかを使ってください。

Q. allowに素のBashがあったら必ずダメ? 原則ダメですが、例外があります。素のBashをallowにしたうえで、危険コマンドだけ終了コード2のPreToolUseフックで弾く設計は公式に認められた正攻法です。だから素のBashを見つけたら「Hookとセットか」をまず確認します。Hookが無ければ降格、あれば意図を確認、です。

Q. Bash(devbox run *)を許可すると何が起きますか? その先で実行されるコマンドまで広く許す形になります。devbox runmise execnpxdocker execなどの開発環境ランナーはラッパー解析の対象外なので、Bash(devbox run rm -rf .)まで通り得ます。許可するならBash(devbox run npm test)のように内側のコマンドまで指定し、1コマンド1ルールで書きます(timeouttimenicenohupstdbuf、フラグ無しxargsは解析されます)。

Q. Read(./.env)denyにすれば.envは安全ですか? 組み込みのファイルツールと、Claudeが認識できるcat/head/sed等のBash読み取りには効きます。ただし任意のNode/Pythonスクリプトが内部で.envを開くケースは止まりません。完全に隔離したいならsandboxでOSレベルの制限を併用してください。

Q. 点検はどのくらいの頻度でやればいい? 最低でも本番リポジトリを開いた朝イチと、デプロイ直前の2回。タイミングごとの具体手順は デプロイ前の権限監査チェックリスト にまとめています。/permissionsを開く30秒だけでも、settings.local.jsonの残骸はだいたい見つかります。

実際に試した結果

このチェックリストを自分のリポジトリ3つに当てて、いちばん刺さったのは点検その2の「素のBash狩り」でした。冒頭の後輩のケースに限らず、自分のlocal設定にも調査用のBash(npx *)が残っていて、監査スクリプトが赤(high)で拾ってくれた。これをCIにnode scripts/audit-claude-permissions.mjsとして組み込んでから、highがあるとPRが落ちるので「面倒だから雑にYes」が物理的にできなくなりました。

意外と効いたのが環境変数の点検です。CLAUDE_CODE_SUBPROCESS_ENV_SCRUB1にするだけで、子プロセスにAPIキーが渡らなくなる。設定を知らなければ一生空いていた穴でした。点検の価値は「すごい設定を書くこと」じゃなくて、「空いている穴に気づくこと」なんだと改めて思います。設定の網羅的な書き方は 権限設定リファレンス を、いつ点検するかは デプロイ前チェックリスト を見てください。チーム導入や運用設計まで一緒に詰めたいときは 導入相談 へどうぞ。

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この記事を書いた人

Masa

Claude Codeの実務活用、導入設計、収益導線改善を検証しているエンジニア。10言語の技術メディアを運営中。

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