Use Cases (更新: 2026/6/7)

デザイントークン設計の始め方:CSS変数とStyle Dictionaryでダークモードまで一本化

デザイントークンとは何かを最小例から解説。プリミティブ→セマンティックの設計、CSS変数での実装、Style Dictionaryの多形式出力、ダークモード切替まで僕の失敗込みで。

デザイントークン設計の始め方:CSS変数とStyle Dictionaryでダークモードまで一本化

「この青、ちょっと濃くして」

デザイナーからそう言われて、僕はプロジェクトを #2563eb で検索しました。47件。ボタン、リンク、バッジ、グラフの線、メールのテンプレ。ひとつずつ直して、3件見落として、本番のフッターだけ古い青のまま残りました。

色を1つ変えるのに、なぜこんなに手間がかかるのか。原因は単純で、「ブランドの青」という意味を、コードのどこにも書いていなかったからです。書いてあったのは #2563eb という生の値だけ。値は検索できても、「これは何のための色か」は検索できません。

この「意味」を名前付きのデータとして外に出したものが、デザイントークンです。今日はこれを、最小の例から組み立てていきます。

この記事の要点

  • デザイントークンは色・余白・文字サイズなどの「デザイン判断」に名前を付けて1か所にまとめたデータ。値そのものではなく意味を管理する
  • 設計の肝は2層に分けること。生の値を持つプリミティブcolor.blue.600)と、用途を表すセマンティックcolor.action.primary.bg)。コンポーネントが触るのはセマンティックだけ
  • 実装はCSS変数(var(--...))。ブラウザ標準で、テーマ切替もこれだけで済む
  • 1つのトークン定義からCSSもTypeScriptもiOS用も吐き出すのがStyle Dictionary(現在のメジャー版はv5)
  • ダークモードは「CSSを複製」ではなく「セマンティックトークンの値だけ差し替え」。コンポーネントは1行も変えない

デザイントークンとは、要するに何か

トークンは「デザイン判断の台帳」です。

たとえば家のリフォームを思い浮かべてください。壁の色を「ベージュ」と紙に書いておけば、職人さんが何人いても、来年塗り直すときも、同じベージュで揃います。誰かが現場で「えーと、たしかこんな感じの色」と目分量で塗り始めたら、部屋ごとに微妙に違うベージュができあがる。トークンがない状態は、まさにこの「目分量のベージュ」です。

コードでいうと、tokens.json のような1つのファイルに、こう書いておきます。

何をトークン名の例値の例
ブランドの青color.blue.600#2563eb
ボタンの背景color.action.primary.bg(上の青を参照)
カードの余白space.41rem
見出しの文字サイズfont.size.lg1.125rem

ポイントは、color.action.primary.bg生の色ではなく color.blue.600 を参照しているところです。冒頭の僕の事故は、ボタンが直接 #2563eb を見ていたから起きました。間に「ボタンの背景という意味」を1枚はさんでおけば、青を緑に変える日が来ても、書き換えるのは台帳の1行だけで済みます。

なぜ今これが効くのか。AIにUIをいじらせる場面が増えたからです。Claude Codeに「ボタンの色を整えて」と頼むと、トークンがなければハードコードされた色を探して回り、見落とします。台帳が1つあれば、AIに渡すのも「この1ファイルを直して」で済む。人間が探して回る作業を、構造で消せるわけです。

プリミティブとセマンティックを分ける

トークン設計でいちばん最初にやる判断が、この2層分けです。ここを雑にやると、あとで全部やり直しになります。僕は一度やり直しました。

  • プリミティブトークン(raw): 値に近い名前。color.blue.600space.4font.size.lg。色見本帳・素材のカタログにあたる。
  • セマンティックトークン: 用途を表す名前。color.action.primary.bgsurface.defaulttext.muted。「どこで使うか」を表す。

たとえやすい言い方をすると、プリミティブは絵の具のチューブ、セマンティックは**「壁用」「ドア用」というラベルを貼った塗料缶**です。チューブの「コバルトブルー」を直接壁に塗ると、来年「やっぱり壁は緑」となったとき、壁を探して塗り直すしかない。でも「壁用」の缶の中身を緑に詰め替えれば、塗る側(コンポーネント)は何も知らずに緑になります。

種類役割
プリミティブcolor.blue.600, space.4色階調・余白スケールの定義(素材)
セマンティックcolor.action.primary.bg, text.mutedボタン・背景・文字など用途の定義(使い道)
コンポーネントbutton.primary.paddingX特定部品だけの細かい調整(最後の手段)

鉄則は1つ。コンポーネントのCSSやReactからは、セマンティックトークンしか参照しないblue-600 を直接ボタンに書いた瞬間、「青ではないのにblue」という名前が将来必ず残ります。

3つ目の「コンポーネントトークン」は、最初は作らないでください。小さなプロダクトはプリミティブとセマンティックの2層で十分です。複数ブランドや細かい部品差が出てきて、初めて足す。最初から button-primary-large-desktop-padding-left のような名前を量産すると、誰も覚えられない台帳ができあがります(これも僕がやらかしました。後述します)。

実行できる tokens.json を書く

理屈はここまで。実際に動く台帳を作ります。次を tokens/tokens.json として保存してください。色、余白、文字、角丸、影、そしてライト/ダークの両方を含めた最小セットです。

{
  "color": {
    "blue": {
      "50": { "$type": "color", "$value": "#eff6ff" },
      "600": { "$type": "color", "$value": "#2563eb" },
      "700": { "$type": "color", "$value": "#1d4ed8" }
    },
    "slate": {
      "50": { "$type": "color", "$value": "#f8fafc" },
      "100": { "$type": "color", "$value": "#f1f5f9" },
      "700": { "$type": "color", "$value": "#334155" },
      "900": { "$type": "color", "$value": "#0f172a" }
    },
    "white": { "$type": "color", "$value": "#ffffff" },
    "focus": { "$type": "color", "$value": "#f59e0b" },
    "surface": {
      "default": { "$type": "color", "$value": "{color.white}" },
      "muted": { "$type": "color", "$value": "{color.slate.50}" }
    },
    "text": {
      "default": { "$type": "color", "$value": "{color.slate.900}" },
      "muted": { "$type": "color", "$value": "{color.slate.700}" }
    },
    "action": {
      "primary": {
        "bg": { "$type": "color", "$value": "{color.blue.600}" },
        "bgHover": { "$type": "color", "$value": "{color.blue.700}" },
        "text": { "$type": "color", "$value": "{color.white}" }
      }
    }
  },
  "dark": {
    "color": {
      "surface": {
        "default": { "$type": "color", "$value": "{color.slate.900}" },
        "muted": { "$type": "color", "$value": "{color.slate.700}" }
      },
      "text": {
        "default": { "$type": "color", "$value": "{color.white}" },
        "muted": { "$type": "color", "$value": "{color.slate.100}" }
      },
      "action": {
        "primary": {
          "bg": { "$type": "color", "$value": "{color.blue.50}" },
          "bgHover": { "$type": "color", "$value": "{color.white}" },
          "text": { "$type": "color", "$value": "{color.slate.900}" }
        }
      }
    }
  },
  "space": {
    "2": { "$type": "dimension", "$value": "0.5rem" },
    "3": { "$type": "dimension", "$value": "0.75rem" },
    "4": { "$type": "dimension", "$value": "1rem" },
    "6": { "$type": "dimension", "$value": "1.5rem" }
  },
  "font": {
    "size": {
      "sm": { "$type": "dimension", "$value": "0.875rem" },
      "base": { "$type": "dimension", "$value": "1rem" },
      "lg": { "$type": "dimension", "$value": "1.125rem" }
    },
    "weight": {
      "medium": { "$type": "fontWeight", "$value": "500" },
      "bold": { "$type": "fontWeight", "$value": "700" }
    }
  },
  "radius": {
    "md": { "$type": "dimension", "$value": "0.5rem" },
    "lg": { "$type": "dimension", "$value": "0.75rem" }
  },
  "shadow": {
    "button": { "$type": "shadow", "$value": "0 1px 2px rgb(15 23 42 / 0.16)" }
  }
}

見てほしいのは {color.blue.600} という波カッコの参照です。これが「壁用の缶に絵の具を詰める」操作にあたります。$type$value という書き方は、W3CのDesign Tokens Format Moduleという標準仕様に沿った形です。自己流のJSONでも動きますが、標準に寄せておくとツール間の引っ越しがラクになります。

CSS変数とは何か、そしてなぜトークンの実装先に選ぶのか

トークンは「定義」です。それをブラウザで使える形にする受け皿が、CSS変数(CSSカスタムプロパティ)です。

CSS変数は、こう書いて、

:root {
  --color-action-primary-bg: #2563eb;
}

こう使う、ブラウザ標準の仕組みです。

.button {
  background: var(--color-action-primary-bg);
}

何がうれしいか。--color-action-primary-bg の値を後から差し替えると、それを var() で参照している全箇所が一斉に変わります。JavaScriptもビルドも要りません。htmldata-theme="dark" を1つ付けるだけで、同じボタンが別の色になる。ダークモードがこれだけで実現するのは、この「一斉差し替え」のおかげです。SassやLessの変数と違って、ブラウザが実行時に解決してくれる点がポイントです(詳しい仕様はMDNのCSSカスタムプロパティを参照)。

つまり、トークンの値をCSS変数に流し込めば、「台帳を1か所いじると画面全体が追従する」状態ができあがります。問題は、tokens.json から手でCSS変数を書き写すのは事故のもとだということ。そこを自動化するのが次のStyle Dictionaryです。

Style Dictionary で多形式に書き出す

Style Dictionaryは、1つのトークン定義からCSS変数、TypeScript、iOS、Androidなど複数の形式を吐き出すビルドツールです。現在のメジャー版はv5。「台帳1つ → 各プラットフォーム」の変換工場だと思ってください。

まず入れます。

npm install -D style-dictionary

style-dictionary.config.js を作ります。ライトとダークを1つのCSSにまとめる、自前のフォーマットを登録しています。

export default {
  source: ["tokens/tokens.json"],
  hooks: {
    formats: {
      "css/variables-with-dark": ({ dictionary }) => {
        // dark配下を除いた通常トークンを :root へ
        const light = dictionary.allTokens
          .filter((token) => token.path[0] !== "dark")
          .map((token) => `  --${token.name}: ${token.value};`)
          .join("\n");

        // dark配下だけ取り出し、先頭の "dark" を外して同じ変数名にそろえる
        const dark = dictionary.allTokens
          .filter((token) => token.path[0] === "dark")
          .map((token) => `  --${token.path.slice(1).join("-")}: ${token.value};`)
          .join("\n");

        return `:root {\n${light}\n}\n\n[data-theme="dark"] {\n${dark}\n}\n`;
      },
    },
  },
  platforms: {
    css: {
      transformGroup: "css",
      buildPath: "src/styles/",
      files: [{ destination: "tokens.css", format: "css/variables-with-dark" }],
    },
  },
};

package.json にビルド用のスクリプトを足します。

{
  "scripts": {
    "tokens:build": "style-dictionary build --config style-dictionary.config.js"
  }
}

npm run tokens:build を実行すると、src/styles/tokens.css が生成されます。中身はこうなります。

:root {
  --color-blue-50: #eff6ff;
  --color-blue-600: #2563eb;
  --color-action-primary-bg: #2563eb;
  --color-action-primary-bg-hover: #1d4ed8;
  --color-action-primary-text: #ffffff;
  --color-surface-default: #ffffff;
  --color-text-default: #0f172a;
  --space-4: 1rem;
  --font-size-base: 1rem;
  --radius-md: 0.5rem;
  --shadow-button: 0 1px 2px rgb(15 23 42 / 0.16);
}

[data-theme="dark"] {
  --color-surface-default: #0f172a;
  --color-text-default: #ffffff;
  --color-action-primary-bg: #eff6ff;
  --color-action-primary-text: #0f172a;
}

ダーク側は surface.defaultaction.primary.bg のような用途トークンだけを上書きしています。プリミティブの blue.600 はそのまま。だからボタンの実装は1行も変わらず、テーマだけ増えます。

ダークモードとテーマ切替を1行で動かす

生成された tokens.css を読み込み、テーマを切り替えるところまで通します。HTMLとCSSはこれだけです。

@import "./styles/tokens.css";

.button {
  background: var(--color-action-primary-bg);
  border: 0;
  border-radius: var(--radius-md);
  box-shadow: var(--shadow-button);
  color: var(--color-action-primary-text);
  cursor: pointer;
  font-size: var(--font-size-base);
  font-weight: var(--font-weight-bold);
  padding: var(--space-3) var(--space-4);
}

.button:hover {
  background: var(--color-action-primary-bg-hover);
}

/* キーボード操作の人のために、focusの輪郭は必ず残す */
.button:focus-visible {
  outline: 3px solid var(--color-focus);
  outline-offset: 2px;
}

body {
  background: var(--color-surface-default);
  color: var(--color-text-default);
}

テーマ切替は <html> の属性を1つ付け替えるだけ。

// 押すたびにライト/ダークを行き来する最小トグル
const root = document.documentElement;
document.querySelector("#theme-toggle").addEventListener("click", () => {
  const next = root.dataset.theme === "dark" ? "light" : "dark";
  root.dataset.theme = next;
  localStorage.setItem("theme", next); // 次回の訪問でも覚えておく
});

// 起動時に前回の選択を復元
root.dataset.theme = localStorage.getItem("theme") ?? "light";

button のCSSにはダークモード用の記述が1文字もありません。それでも色が切り替わるのは、参照している --color-action-primary-bg の中身が [data-theme="dark"] で差し替わるからです。これが「セマンティックトークン + CSS変数」の効きどころです。コンポーネントを増やしても、テーマ対応は台帳側だけで完結します。

なお、ここで :focus-visible の輪郭を消さないこと。色を整える作業のついでに outline: none を入れてしまうと、キーボードだけで操作する人が「今どこにいるか」を見失います。アクセシビリティ全般の進め方はClaude Codeでアクセシビリティ対応を効率化する方法にまとめています。コントラスト比は通常テキストで4.5:1以上が目安で、ダークやhoverの色を足すたびに確認するのが安全です。

僕がトークン設計でやらかした失敗3つ

正直に書きます。最初に作ったトークンは、ほとんど作り直しになりました。

ひとつ目は、最初から細かくしすぎたこと。「将来の柔軟性のため」と思って button-primary-large-desktop-padding-left みたいな名前を数十個用意したら、誰も(自分すら)どれを使えばいいか分からなくなりました。今は色・余白・文字・角丸・影の基本スケールと、ボタン/背景/文字くらいのセマンティックから始めています。足りなくなってから足すほうが、ずっと速い。

ふたつ目は、名前に見た目を入れたことblueButtongrayText と名付けたら、ブランドカラーを変えた瞬間に「青くないblueButton」が大量発生しました。primaryActiontextMuted のように用途で名付けていれば、中身の色が変わっても名前は生き残ります。

みっつ目は、生成されたCSSを手で直したことsrc/styles/tokens.css はビルドの出力なのに、急ぎで直接1行いじったら、次の tokens:build できれいに上書きされて消えました。当然です。変更は必ず tokens/tokens.json に戻して再生成する。出力ファイルはGitで管理しても「人が編集する場所ではない」と全員に周知しておくのがいいです。

Claude Code に安全に任せるコツ

トークン化はClaude Codeと相性がいい作業です。台帳が「読めるデータ」だからです。ただし「いい感じにデザインシステム化して」と丸投げすると、表面だけ整った巨大な差分が返ってきます。順番を決めて渡すのがコツです。

  1. まず読ませる範囲を絞る(tokens/tokens.json と対象コンポーネントだけ)
  2. 「ファイルを編集する前に、変更点の差分表だけ出して」と頼む
  3. 命名と影響範囲を人間が確認してから、編集を許可する
  4. 仕上げに npm run tokens:build と対象コンポーネントのテストを走らせる

そのまま使えるレビュー依頼文を置いておきます。

デザイントークンのレビュー依頼:
- tokens/tokens.json, style-dictionary.config.js, src/styles/tokens.css, src/components/Button.css を読む。
- コンポーネントがセマンティックトークンを使い、プリミティブの色を直接使っていないか確認する。
- ライト/ダーク両方で、ボタン・背景・文字の値が破綻していないか確認する。
- 手で編集された生成CSSがあれば指摘する。
- 最小の安全な差分を提案する。トークンの改名は、影響する全コンポーネントを列挙できる場合のみ行う。
- 変更後は npm run tokens:build と対象テストを実行する。

「作業範囲を狭く・確認コマンドを明示・観点は箇条書き」。この3点を守るだけで、AIの出力が「見た目の修正」から「再現できる変更管理」に変わります。トークンより上の層、つまりボタンそのものの粒度やバリアント設計、Storybookでの仕様化やチーム運用はデザインシステムをコンポーネント設計から小さく育てる手順に分けて書きました。値の層(この記事)と部品の層(姉妹記事)はセットで読むと地図がつながります。CSS変数そのものの実務テクニックはClaude CodeでCSS変数を実務投入する設計ガイドが詳しいです。

よくある質問

Q. デザイントークンとCSS変数は何が違うんですか? A. レイヤーが違います。デザイントークンは「ブランドの青はボタン背景に使う」という意味の定義。CSS変数はそれをブラウザで動かす実装手段の1つです。トークンをCSS変数、TypeScript、iOS用などに変換して使います。トークン=設計、CSS変数=実装先、と覚えると混乱しません。

Q. Style Dictionaryは必須ですか?手書きじゃダメ? A. プロジェクトがCSSだけなら、最初は手書きのCSS変数で十分です。Style Dictionaryが効くのは、同じトークンをCSSとアプリ(iOS/Android)やJSの両方に配りたいとき、そして手書きの転記ミスをなくしたいとき。Web1枚で完結するうちは、無理に入れなくて大丈夫です。

Q. ダークモードのためにCSSを2つ書く必要がありますか? A. いりません。コンポーネントのCSSは1つのままで、[data-theme="dark"] の中でセマンティックトークンの値だけを差し替えます。var(--color-surface-default) を参照していれば、属性を切り替えるだけで全体が追従します。

Q. プリミティブとセマンティック、両方作るのは面倒では? A. 最初は面倒に感じます。でも色を1回変えるだけで元が取れます。冒頭の僕のように47箇所を手で直す未来と、台帳1行を直す未来を比べてください。小さく始めるなら、まずよく使う色5〜10個と、ボタン/背景/文字のセマンティックだけでいいです。

Q. 既存プロジェクトに後から入れられますか? A. 入れられます。一気に全部やらず、ボタン・リンク・カードの3部品だけ選んで色と余白をセマンティックトークンに置き換えるのが現実的です。Claude Codeに既存CSSを読ませ、重複する #2563eb16px を洗い出させると、置換の出発点が作れます。

実際に試した結果

この記事の流れを、実際に小さなReact環境で通しました。tokens.json を直して npm run tokens:build を走らせると、ボタンの背景・文字・focus輪郭、そしてダーク時の値までが一括で生成され、data-theme の付け替えだけでテーマが切り替わりました。

いちばん効いたのは、プリミティブとセマンティックを最初に分けておいたことです。後日「primaryをもう少し落ち着いた青に」と言われたとき、触ったのは color.blue.600 の1行だけ。検索して回る作業も、見落としによる本番の残骸も、両方ゼロになりました。冒頭の47箇所事件のときの自分に、この台帳を渡してやりたい、というのが正直な感想です。

まずは手元のプロジェクトから、ボタン・リンク・カードの3つだけ選んでトークン化してみてください。手順をなぞるテンプレートやチェックリストはClaudeCodeLabの教材一覧に、チーム導入やレビュー設計の相談は研修・相談にまとめています。

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この記事を書いた人

Masa

Claude Codeの実務活用、導入設計、収益導線改善を検証しているエンジニア。10言語の技術メディアを運営中。

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