Claude Code のトークン使用量を最適化する7つの実践テクニック
Claude Code でトークン消費を抑えてコストを削減する実践テクニック7選。/compact、プロンプトキャッシュ、サブエージェント活用などを解説します。
Claude Code を使い込むと気になるのがトークン使用量とコストです。本記事では、コスト削減と速度改善を両立する7つの実践テクニックを紹介します。
トークン消費の仕組み
Claude Code はセッション中のすべての会話履歴をコンテキストに含めます。長く使うほど履歴が増え、毎ターンのトークン消費が膨らみます。これを意識的にコントロールすることが、コスト削減の第一歩です。
テクニック1: /compact でコンテキストを圧縮
最も基本的な手法です。会話が長くなってきたら /compact を実行します。
> /compact
これまでの会話を要約して、コンテキストサイズを大幅に削減します。要約後も文脈は保持されるので、作業を中断せずに続けられます。
目安: 50ターンを超えたら一度 /compact を実行。
テクニック2: 不要になったら /clear
タスクが完全に切り替わるときは /compact ではなく /clear です。
> /clear
履歴を全削除して、ゼロからスタートします。前のタスクの文脈が一切残らないので、新しいタスクに集中できます。
Claude Code 入門ガイド も参考になります。
テクニック3: CLAUDE.md でプロンプトを短縮
毎回同じことを説明するのはトークンの無駄です。CLAUDE.md にプロジェクト情報を書いておけば、指示を簡潔にできます。
# CLAUDE.md
## プロジェクト概要
TypeScript + Next.js 15 のECサイト。Tailwind CSS、Prisma + PostgreSQL を使用。
## コーディング規約
- 関数は async/await を使う(Promise.then は避ける)
- import は絶対パス(@/...)を使う
- テストは Vitest
## よく使うコマンド
- npm run dev
- npm run test
- npm run build
これがあるだけで、毎回の指示が1/3くらいの長さになります。詳しくは CLAUDE.md ベストプラクティス を参照。
テクニック4: パイプで必要な情報だけ渡す
ファイル全体を読ませるのではなく、必要な部分だけパイプで渡します。
# 悪い例: ファイル全体をClaude Codeに読ませる
claude -p "src/utils/helpers.ts のformatDate関数を改善して"
# 良い例: 必要な関数だけ抽出して渡す
sed -n '/^export function formatDate/,/^}/p' src/utils/helpers.ts | claude -p "この関数を改善して"
エラーログも同じです。
# 直近100行だけ渡す
tail -n 100 production.log | claude -p "エラーの原因を特定して"
テクニック5: サブエージェントで本体コンテキストを節約
長いリサーチや大量ファイル探索はサブエージェントに任せます。
3つのサブエージェントを並列起動して、それぞれ以下を調査してください:
1. src/api/ のエンドポイント一覧
2. src/components/ の主要コンポーネント
3. tests/ のカバレッジ状況
各エージェントは結果を要約して返してください。
メインのコンテキストには要約だけが返るので、トークンを大幅に節約できます。詳しくは サブエージェント活用パターン を参照。
テクニック6: モデル選択で安く抑える
タスクの難易度に応じてモデルを切り替えます。
# 単純な作業は Haiku で
claude --model claude-haiku-4-5 -p "このファイルのコメントを翻訳して"
# 複雑な設計は Sonnet で
claude --model claude-sonnet-4-5 -p "このアーキテクチャを設計し直して"
# 最重要タスクは Opus で
claude --model claude-opus-4-6 -p "このパフォーマンス問題の根本原因を分析して"
Haiku は Sonnet の約 1/4 のコストで動くので、単純作業に使うとコスト削減効果が大きいです。料金について詳しくは Claude Code 料金ガイド を参照。
テクニック7: /cost でこまめに確認する
セッション中に /cost で現在のトークン消費とコストを確認できます。
> /cost
Total tokens: 45,231
Estimated cost: $0.42
「あれ、思ったより使ってる」と気づいたら、すぐに /compact か /clear でリセットしましょう。
1日の運用例
これらを組み合わせた1日の運用例です。
# 朝: 新しいタスク開始
$ claude
> CLAUDE.md を読み込んで、今日のタスクを確認してください
# 中: 50ターン後
> /compact
# 昼: 別タスクへ切替
> /clear
> 別の機能のリファクタリングを始めます
# 夕方: コスト確認
> /cost
> /compact
# 夜: 翌日に持ち越したい場合
> /resume を使って明日も続きから
まとめ
/compactと/clearでコンテキストを定期リセット- CLAUDE.md でプロンプトを短縮
- パイプで必要な部分だけ渡す
- サブエージェントで並列化+コンテキスト節約
- モデルをタスクに応じて使い分ける
/costでこまめに確認する
これらを習慣化するだけで、月のコストが半分以下になることもあります。詳しいベストプラクティスは Anthropic 公式ドキュメント も参照してください。
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この記事を書いた人
Masa
現役DX室長|Claude Code でゼロから多言語AI技術メディア運営中。実務直結の自動化、AI開発相談・研修受付中。
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